日光・こども食堂の原点について

fusaeブログ 2016年05月26日 テーマ:より、抜粋

今回の東京新聞の取材(2016年5月21日付)で、今までお話ししてなかったことを話しました。

それは私自身が子育てをしながら働く中で助けていただいたわたなべ食堂のことです。

「わたなべ食堂」とは、私が勝手につけているネーミングで、わたなべ家の皆さんは、このことを知りませんにひひ

新聞記事にはー「仕事や子育てで大変な時、地域の人に支えられたことが活動の原点、訪れた人がほっとできる場所にしたい」と語った。ーと一言で掲載されています。

このことについて、少し詳しく、皆さんにお伝えしたいと思います。

わたなべ食堂とは、

私がまだお嫁さんをして、妻もしていたとき、

音楽学校poco a pocoのミュージシャン(生徒)の数が増えて、どこか借りて教えようという時、

元夫の先輩(自営業の大家族)に相談すると、

「ウチの1部屋使ったら?」

そう言っていただいて10年くらいでしょうか、お世話になりましたm(__)m

大人には午前中から教えられますが、

ちいさな人たちに教える仕事は、幼稚園や保育園、学校が終わってからの仕事になるので、

わが子の成長に伴い、問題勃発爆弾

保育園や学童の迎え食事の支度、お風呂のこと、など普通なら夕方以降、ママに変身しなければならず、

すると、教えてあげられる人数は限られてしまいますしょぼん

まぁ、そんなピンチがグループセッションという形を生み出したのですけれどアップ

それでも、家事や育児は避けられない時期でしたので、さて、どう~したものか???

すると、

「ふさえちゃん、お迎え行こうか?」

「ウチで食べさせておくから」

「お風呂もいれちゃうから」

「こどもたち、楽しくしてるよ」


金曜日や土曜日等は

「泊まっちゃいなよ~」

なんて目


その後、離婚している私には、その頃、不安や不満をはじめ、悩みなどもたくさんありました。

そんなとき、わたなべ家の手料理を囲みながら、

お酒も飲みながら、

私の誕生日には必ずケーキや花束、プレゼント攻撃がありきらきら
(この習慣は、私が嫁に行った時からサプライズで行われていました嬉よそ者が受け入れてもらえるって、ほんとに嬉しいことなのですはぁと

わたなべ食堂のご主人と奥さん、よく私の話を聞いてくれたものでした。

子育ての先輩でもあるので、ちょっとした悩みも経験済みべー

で、なんでも相談できる居場所でもありました。

わたなべ食堂が無かったら、もっと孤立しちゃってただろうなぁ。

今振り返ると思います。

だって、バリキャリの友人に子育ての話は通じないこと多いしあせる

保育園のママ友だって、みんな働いていて忙しいDASH!

ちょっと立ち話していても「あ、もうこんな時間!」ってなっちゃう汗

でもさ、飯も、お風呂も、心の悩みもきいてくれる場所があったら、

働くママも、

困ってるママも、

遊び歩いちゃうパパも、

親が幸せでないと一番困っちゃうこどもたちも、

助かるでしょ!?

それで明日も頑張れるでしょ!?

私がそうして、わたなべ食堂で助けられた第1号なのですウキウキ!

それから、いろんなママやパパ、こどもたちがわたなべ食堂にはいつもワイワイいましたニコニコ

はじめはお金を取らなかったのですが、

毎日のようにお世話になってしまうのに、忍びない。。。

で、今のこども食堂のように

こどもは300円。

大人は500円。

な~んて感じで、

お風呂も、お酒も、ですニコニコ

ビールサーバーから生ビールよビール

で、貯金箱が置いてあって、

そこにチャリ~ンて入れてくのニコニコ

その時間の楽しかったことは、私の娘たちの写真で伝わると思います↓
※写真は寄附の品物と一緒に届いたわたなべ食堂での娘たちの楽しそうにしている姿です

私の仕事中。


ふざける。


あるクリスマスの日には、順番にサンタに変身。


このあとひげダンスサタデーナイトフィーバー


年下の子とお絵描き。妹とも仲良くやってよね~


わたしの誕生日には必ず手作りのケーキケーキ



この、わたなべ食堂のおかげで、

分け合うこと、

大事にすること、

思いやること、

そんなことを大人になって学んだ私なのです。

私はダメダメだったのですショック!

そして、

分け合うこと、

大事にすること、

思いやること、

が身につくと、

気もちがいい!のですニコニコ


そして、わたなべ食堂がワイワイ賑わってくると、

世代間交流きゃっ

赤ちゃんはもちろん、こどもたちがいて、

学生がいて、

若いママもいて、夫は遅く、会社を終えてご飯を食べに来るor迎えにくる、

私みたいに夫が深夜帰宅組とか、

シングルマザーとか、

わたなべ家の6人のこどもたちとその友だちとか、

こどもたちの家族とか、、、

BBQが開催されると、わたなべ家のパパ大活躍!!


ママは活き活きどんどん若返るアップ

こどもたちもどんどん大きくなり、

わたなべ家の長女は今、わたしの活動を応援してくれ

私の誕生日に、役に立ちそうなものを寄附してくれてます嬉(そして私の生徒でもある)

こうして、私自身が助けていただいたこと、

これはお金に代えられない出来事です。


わたなべ食堂にお世話になった時期を経て、

私は離婚を経験しました。

その後、またfusaeファミリーは、地域の人たちに支えられて生きていくことになります。


このことは、また記事に出来る日が来たらと思っています。

娘たちとは、離婚後にお世話になった地域でのことを、今でも話します。

私たち親子の生きるパワーでもあるのです。

だから私は、人の温もりのある地域コミュニティつくりという仕事を選んだのだと思います。

私とこどもたちが受けた恩恵は、忘れることが出来ません。

そして、お返しをしたい!!と強く思います。

私の活動のひとつ日光・こども食堂はわたなべ食堂が原風景としてあったのです。

 

わたなべ食堂のみなさん、その節はお世話になりありがとうございました。

 

今度は私が、誰かの支えになりたいと思い、「こども食堂」という活動を始めました。

 

どうか、たくさんの人に応援していただけますように。

 

全国に広がって,日本中がまんまる笑顔になりますように。

 

日光の変人を目指す 水野谷房恵より


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